2025年06月10日
基準日の資料について(社会的養護)
こんにちは、桜子先生です。
今日は、基準日の資料について説明いたします。
皆さんがこれから受験される
*神奈川試験
*令和7年後期試験
*令和8年前期試験
における出題基準日は、
2025(令和7)年4月1日です。
これはどのような意味かといいますと、
この日付から前(4月1日、3月31日・・・)に
施行された法律、公表されたデータや資料から
試験は作問しますよ、という意味です。
たとえば最近話題の、
令和6年の人口動態統計月報年計における
合計特殊出生率は1.15ですが、
これはつい先日の6月4日に公表されていますので、
基準日を超えてしまっています。
つまり今回の基準日では、この結果は試験の対象外で、
試験に出題されるのは、
令和6年9月に公表された「令和5年の確定数」で、
合計特殊出生率でいうと1.20です。
つまりこれから受験される皆さんは、
「その資料はいつ公開されてるのかな?」
「その資料は基準日を遡って、一番新しいのかな?」
という視点で、学習していく必要があります。
なぜ今ここでこのようなことをお伝えしているかといいますと、
ある資料の扱いに困ってしまったからです。
それは「社会的養護」でよく出題される、
資料「社会的養育の推進に向けて」です。
これはこども家庭庁が不定期にアップする、
わが国の社会的養護の現状を記載した貴重な資料で、
「社会的養護」のみならず、
「子ども家庭福祉」「社会福祉」でも出題されているものです。
この資料において、
いつの試験にどの版が出題されるのか、
毎回研究しているのですが、
だいたいは、その基準日の直前のものではなく、
1世代か2世代前のものを使って出題されているようです。
(たとえば令和◯年3月版ではなく、1月版、のような)
ただ私のような立場の者は、
テキストや問題を作成する際は、
この資料の基準日ギリギリの版を使うようにしています。
そしてこの資料でいつ版が切り替わったのかを確認するために、
毎年必ず3月31日と4月1日にチェックして、
4月1日にどの版が公開されているのかをみています。
今年の基準日でいうと、
「令和7年3月版」が、
3月31日と4月1日に公表されていました。
こちらはどちらも同じ内容でした。
4月9日に「令和7年4月版」が公開されましたが、
これは基準日を超えていたので対象外でした。
ですので迷わず保存してあるこの版を使おうと思ったのですが、
実は「令和7年3月版」は2種類存在していて、
こども家庭庁は3月の頭に公表したものを、
3月後半に更新したのですが、
現在ネットで「令和7年3月版」で検索すると、
②3月31日=4月1日に公表していたものではなく、
①3月頭に公表したものしか出てきません。
資料の大筋はあまり変わりはないのですが、
ここが違うのです。
見比べてみてください。
①<令和7年3月・ネットでみられる版>
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/8aba23f3-abb8-4f95-8202-f0fd487fbe16/bd79fb76/20250228_policies_shakaiteki-yougo_125.pdf

②<令和7年3月31日=4月1日に公表されていた版>

比べると、児童自立支援施設、
小規模グループケア、地域小規模児童養護施設の数、
自立援助ホームが児童自立生活援助事業所として3つになっている、
これらが後者は1年後の数値になっています。
これはとても悩みました。
本来であれば、②で作問をしていくのですが、
私は次の理由により、①で作問することにします。
(1)ネット上で②がみられない以上、
本試験の作問者が①で作問する可能性がある
(2)過去の試験では、基準日直前の資料ではなく、
ちょっと前の版で作成されていることがほとんど
であれば①のほうがよい
したがって、これから公開するぷりてぃテストなどは、
①の資料の数値で作問します。
ただし別の機会に、
②の数値の資料について、説明する機会を作ります。
実はもうぷりてぃテスト「社会的養護」が完成しているのですが、
細かく確認作業をするうえで、
資料の齟齬に気づいてしまい、
まず皆さんにこれを説明してからにしようと思いました。
以上となりますので、
今週公開するぷりてぃテストではご注意ください。
<ホームページはこちら>
https://www.sakurakosensei.com/
<インスタグラムはこちら>
https://www.instagram.com/sakurakosensei.eieio
<公式LINEはこちら>
https://lin.ee/yjD9LZB
よろしければクリックをお願いいたします。

今日は、基準日の資料について説明いたします。
皆さんがこれから受験される
*神奈川試験
*令和7年後期試験
*令和8年前期試験
における出題基準日は、
2025(令和7)年4月1日です。
これはどのような意味かといいますと、
この日付から前(4月1日、3月31日・・・)に
施行された法律、公表されたデータや資料から
試験は作問しますよ、という意味です。
たとえば最近話題の、
令和6年の人口動態統計月報年計における
合計特殊出生率は1.15ですが、
これはつい先日の6月4日に公表されていますので、
基準日を超えてしまっています。
つまり今回の基準日では、この結果は試験の対象外で、
試験に出題されるのは、
令和6年9月に公表された「令和5年の確定数」で、
合計特殊出生率でいうと1.20です。
つまりこれから受験される皆さんは、
「その資料はいつ公開されてるのかな?」
「その資料は基準日を遡って、一番新しいのかな?」
という視点で、学習していく必要があります。
なぜ今ここでこのようなことをお伝えしているかといいますと、
ある資料の扱いに困ってしまったからです。
それは「社会的養護」でよく出題される、
資料「社会的養育の推進に向けて」です。
これはこども家庭庁が不定期にアップする、
わが国の社会的養護の現状を記載した貴重な資料で、
「社会的養護」のみならず、
「子ども家庭福祉」「社会福祉」でも出題されているものです。
この資料において、
いつの試験にどの版が出題されるのか、
毎回研究しているのですが、
だいたいは、その基準日の直前のものではなく、
1世代か2世代前のものを使って出題されているようです。
(たとえば令和◯年3月版ではなく、1月版、のような)
ただ私のような立場の者は、
テキストや問題を作成する際は、
この資料の基準日ギリギリの版を使うようにしています。
そしてこの資料でいつ版が切り替わったのかを確認するために、
毎年必ず3月31日と4月1日にチェックして、
4月1日にどの版が公開されているのかをみています。
今年の基準日でいうと、
「令和7年3月版」が、
3月31日と4月1日に公表されていました。
こちらはどちらも同じ内容でした。
4月9日に「令和7年4月版」が公開されましたが、
これは基準日を超えていたので対象外でした。
ですので迷わず保存してあるこの版を使おうと思ったのですが、
実は「令和7年3月版」は2種類存在していて、
こども家庭庁は3月の頭に公表したものを、
3月後半に更新したのですが、
現在ネットで「令和7年3月版」で検索すると、
②3月31日=4月1日に公表していたものではなく、
①3月頭に公表したものしか出てきません。
資料の大筋はあまり変わりはないのですが、
ここが違うのです。
見比べてみてください。
①<令和7年3月・ネットでみられる版>
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/8aba23f3-abb8-4f95-8202-f0fd487fbe16/bd79fb76/20250228_policies_shakaiteki-yougo_125.pdf

②<令和7年3月31日=4月1日に公表されていた版>

比べると、児童自立支援施設、
小規模グループケア、地域小規模児童養護施設の数、
自立援助ホームが児童自立生活援助事業所として3つになっている、
これらが後者は1年後の数値になっています。
これはとても悩みました。
本来であれば、②で作問をしていくのですが、
私は次の理由により、①で作問することにします。
(1)ネット上で②がみられない以上、
本試験の作問者が①で作問する可能性がある
(2)過去の試験では、基準日直前の資料ではなく、
ちょっと前の版で作成されていることがほとんど
であれば①のほうがよい
したがって、これから公開するぷりてぃテストなどは、
①の資料の数値で作問します。
ただし別の機会に、
②の数値の資料について、説明する機会を作ります。
実はもうぷりてぃテスト「社会的養護」が完成しているのですが、
細かく確認作業をするうえで、
資料の齟齬に気づいてしまい、
まず皆さんにこれを説明してからにしようと思いました。
以上となりますので、
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