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2022年11月28日

合格するということ(要領とは)

引き続き、桜子です。

今日はいろいろな嵐が渦巻いています。
タイムラインを拝見していて、
皆様のお心を推し量っています。


そのなかでも、今日の合格を受けて、
「一発合格は神なのか」
「要領よく勉強するのが神なのか」
ということをテーマにお話しいたします。


皆さんが受験しているのは、
資格試験ですね。
であれば、
なるべく早く、
資格を取得するに越したことはありません。

資格に対する勉強は、
全員同じ内容を学習するわけですが、
それには個人によって、
得意不得意はあるでしょう。
各自の能力の差によって、
テキストを読めばすんなり問題が解けるひとと、
いくら読んでも理解できないひとがいると思います。


要領よく学習できるひとは、
あっさり合格されていくことでしょう。
それは、試験勉強のコツが、
自ずとわかっているからですね。
そういうかたたちが、
「一夜漬けで合格した」
「数か月の勉強で一発合格した」
などとおっしゃって、
それを目にしたかたが、
不穏な気持ちになったりしますね。


私もどちらかというと要領がよいタイプで、
持ち前の国語力で、
数か月の勉強で保育士試験を一発合格しました。
それはそれで、もちろん努力しましたし、
必死で勉強したけれど、
外からみたら
「一発合格だからね」(気持ちはわからないよね)
といわれる方のひとです。



ただ自身が保育士試験の講師になって、
どちらかというと学習に混乱されているかたたちと、
こうやって勉強することになって、
たくさんの気づきがあります。


理解しづらいからこそ、
ただの暗記ではなく、
具体的に考えながら、
関連づけて説明しながら、
ともに学んでいきます。
それによって、
私自身は、
要領よく勉強していたときにはわからなかった、
学びの深さに、胸が震えています。

今、ともに学ぶことによって、
知ることは、
理解することは、
なんて楽しいのだろう、
なんて自分の抽斗を増やしてくれるのだろう、
という新鮮な驚きを得ています。
知識の鎧を身につけた自分のことが、好きです。

そして、
同じように、
少しずつだけれど、
理解が深まって、
「ああ、暗記じゃないんですね!」という
気づきを得たかたたちの、
その明るい顔が、
まるでヘレンケラーの「water!!」のようで、
そばに寄り添っている私まで、
光に照らされるような心持がします。


要領よく学習して、
あっさり合格するのもよい。
すぐに合格できたのは本当にすごい。
見えないところで努力されているはず。


でも、苦労して苦労して、
何度も不合格になりながら、
必死に理解しようとがんばって、
ここにきて、
私と一緒に、
抽斗をいっぱいにする。
それだって、とてもとても素敵じゃないですか?


どちらだっていいと思う。
資格試験という意味では、
長くかかるのはよろしくないかもしれない。
でもその分、
こうやって深く学ぶでしょう。
その知識の鎧は、
試験に合格したって、脱げないのですよ。



だから、
またいつものセリフをいいますが、
ひとはひと、自分は自分。
ご自身がどちらでもいいのです。
資格試験なら、要領よく、
あっさり合格するのが神でしょう。
でもひととして、
知識を深めて鎧を纏うのなら、
ゆっくり学習するのだって、神だよ。
どっちだっていいんだよ。
私はそう思います。



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hoikushshisakurako at 19:55│・保育士試験学習アドバイス 
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